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「非核ネットワーク通信」第151号に掲載される!

3.11以降の原発震災の混乱の頃、5.3の野外舞台で聴いた清野拓巳さんのギター「frogs and hay」で福島県南相馬市の思い出が聴こえて始まったこのブログですが、今まで拙ブログご愛顧下さいまして、誠にありがとうございました。
なお、その後は silmaril necktie に移行しました。

このブログの更新を止めることにします。
全ての原発が早く廃炉になりますように祈りながら。

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海山町住民投票のこと

この前飯田哲也さんがどわすれしはった 海山町のことです。
非核ネットワーク通信とは、ちょっとご縁ができてしまったので、またあとで。(実は載ってしまったのです)

非核ネットワーク通信 第78号 2002.1
http://www.geocities.jp/hikaku_net/nfz/hnn/tsushin78.html#Anchor-36876
海山町住民投票、「原発誘致反対」票が圧勝
玉置 保(紀北地区平和環境労組会議・議長)

 三重県北牟婁郡海山町(みやまちょう)は、紀伊半島の南部(紀州地方)に位置する地名のとおり海と山に囲まれた人口1万人たらずの町です。この町に原発誘致の話が出てきたのは、40年近く前でした。1963年に中部電力が発表した県南部の原発計画の候補地に、芦浜(南島町と紀勢町)、と並び海山町の大白浜(おおじろはま)の名があがったことに始まります。当時は漁業が町の中心であり、海を守ろうと多くの漁民が立ち上がり、原発誘致の話は消えたかに思われました。
 しかし、2~3年前から、商工会の一部と豊かな海山をつくる会が、原発誘致の賛同署名を集めはじめました。かなり強引な集め方をし、署名者数は有権者の64%に達しました。それをもとに、2001年2月に、町議会へ原発誘致の請願を提出し、原発誘致の問題が再び表面化してきました。
 この動きに対して、当時、原発誘致に反対する組織として、紀北地区平和環境労組会議、脱原発みやま、原発反対海山町民の会、SOS運動みやまグループの4団体があり、海山町民の会が誘致に反対する請願を提出しました。議会では、賛成・反対の請願審査の結論が出せず、最終的には請願審査を住民投票にゆだねました。議会では推進派が多数であり、町長自身も推進派です。この背景には、64%という署名の多さから、一気に決着をつけようとする推進派の意向が強く表れていました。
目先の損得に惑わされなかった町民
 今回の住民投票の問題点は、推進派が仕掛けた投票であるということと、電力会社が正式な計画発表や立地活動をする前に、自治体が原発誘致の是非を問うことにあります。投票日が11月18日と決まった後は、住民投票勝利に向けての具体的なとりくみを始めました。64%の署名の勢いもあり、反対の声が出しにくい状況からのスタートではありましたが、まず、地元の林業家たちが反対の表明を出しました。
 その後、反対の声は、漁業者にも広がり、白浦漁業青年部、いらんわ原発海山漁業者有志の会、島勝漁業者有志の会の3団体が結成され反対運動が7団体になりました。さらにいくつかの有志の会や個人がこの反対運動に賛同を示しました。
 一方、推進派は地域の活性化(施設・設備の充実、雇用の確保、交付金など)の他に、根拠のない一人何百万円という協力金の話を持ち出し、賛成派の確保に努めました。
 反対派は、それぞれの団体が連携しながら、大規模な講演会、ミニ集会、戸別訪問などで原発の危険性、真の地域の活性化にはならないことなどを訴えました。また、原発反対のメッセージハンカチのとりくみには特に女性が中心となってくれました。その後、紀北医師会(尾鷲市・北牟婁郡)なども反対の声明文を出すなど、海山町の近隣の市町でも反対の声が上がりはじめた。さらに、11月7日には浜岡原発1号機の配管破断事故が起こり、このことも反対運動の追い風になりました。
 結果は、反対5215票、賛成2512票(投票率88.64%)という圧倒的勝利となりました。海山町民が目先の損得に惑わされず、一人ひとりが自分の生き方の問題として捉え、良識ある判断をした結果であると思います。これで海山町議会は、原発誘致反対の方向で進みます。全国からの暖かいご声援、ご支援ありがとうございました。

10/30 大阪「原発」市民投票 説明会


【拡散希望】10/20の瓦礫問題『受け入れ拒否するには、白紙で出せばいいんですよ』

【拡散希望】10/20の瓦礫問題『受け入れ拒否するには、白紙で出せばいいんですよ』

ぺんぎん師匠もこの道にお詳しい。きっと憤死寸前だろうと思いきや、やっぱり。
「放射能バラまきするわけだ。」(ぺんぎんの台所から)
http://penguinkitchen.blog54.fc2.com/blog-entry-1007.html
そこのコメントで良い案が出ていましたので、頂戴しました。
ぺんぎんさん、すいーとかふぇさんありがとう。

ミクシィからきました。
これ、ツイで見てたけど、環境省に問い合わせした人がきいた話。。。
『受け入れ拒否するには、白紙で出せばいいんですよ」とのこと。
ずるいやり方だけど、そのこと全国に教えてあげたいですね。
すごいトラップと思います。きたないですね。
2011-10-17 22:42 | すいーとかふぇ

10/16山本太郎ちゃんに撒きビラさせる




先週10/9 小出裕章さんと30分おしゃべりできて、もう自分の生涯の幸運を使い果たしたと言ったらはぐちゃんに「今年の幸運を」と訂正されましたが、どうやら「先週の幸運」だったようです。

常日頃、好きだ好きだと連呼していたらその人にお会いできるようです。ほんのちょっとずうずうしさがあれば(笑
残りはあとで書こうっと


反論「原発住民投票の思想を問う」高田 健氏





高田 健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)
http://www.annie.ne.jp/~kenpou//seimei/seimei150.html

原発住民投票の思想を問う

「みんなで決めよう『原発』国民投票」(今井一事務局長)の会が「原発国民投票」運動を呼びかけてから3ヶ月余りが経った。この間、私たちは脱原発運動の前進を願う立場から、いくつかの文章をサイトに公表するなどして、この運動や類似する他の「原発国民投票運動」への疑問を提起し、一定の批判を行ってきた。

今井氏たちは、今年6月末、この原発国民投票運動の構想として、「私たちが要請している『原発』国民投票法の制定を立法府に受け入れさせるべく、2011年11月11日までに『原発』国民投票の実施を求める『請求人』を111万人、本会の活動に賛同しサポートしてくれる『賛同人』を11万人獲得するという目標」(同会サイトより)を掲げ、運動を始めた。この力で国会に圧力をかけ、「原発国民投票法」を作らせるという計画だった。

しかし、呼びかけ以来3ヶ月を経た10月7日現在、サイトに発表されているのは、署名が8117人、賛同人が2141人だ。「健闘」しているにもかかわらず、「目標」への到達ははるか遠く、容易ではないようだ。

そうしたなかで、同会の今井事務局長は、今度は「原発『住民』投票」を東京都、静岡県、大阪市の3自治体で行うことを呼びかけた。これは今井氏らの国民投票運動の当初の構想にはなかったものだ。朝日新聞や東京新聞など一部メディアも、これを新しい民主主義の運動という視点などから注目し、大きく報じた。東京新聞は「原発住民投票 大都市で問うワケ」「電力大消費地にも責任」「国民一人一人が決める」「東京・大阪・静岡/署名集め10日で可能」「議会が壁 条例案ほとんど否決」などの見だしで特集記事を載せた。

10月1日付けの今井氏の説明(同会サイト)によれば、その狙いはこうだ。多少長いが引用する。

原発は、立地先だけの問題ではなく、消費地の問題であるということを多くの国民に理解してもらう。直接請求運動を通して会の存在、活動を広く知ってもらう。会の発足以来続けている「原発」国民投票の実施を求める署名収集は活動の一つの手段であって、私たちが討論クラブやただの署名収集グループではなく、実際にありとあらゆる合法的な手段を使って、主権者が、消費地の人間が、自身で決定して責任を取ることを実現させようとしているグループだということを、賛同人のみなさんに理解してもらう。そして、そのことによって同志、仲間の輪を飛躍的に広げていく可能性を見出せると考えています。

当該地域以外の賛同人にもさまざまな形で、この活動に実際に関わってもらうことができます。署名以上のことをやりたいと考えている人は大勢います。前述の通り、本会の存在、活動を全国の人々に知ってもらう効果は絶大で、署名・賛同人の拡大に弾みがつくのはまちがいないし、すでに賛同人になってくださっている方々に対しても、「原発」国民投票という私たちが目指しているものの具体的なイメージをつかんでもらえます。

条例が制定され、実施されれば申し分ないですが、もし条例制定を拒まれても、「原発」の将来は、刈羽村や上関町といった一握りの小さな自治体に住む人たちだけで決めるのではなく、東京や大阪などに暮らす、夥しい数の消費地の人々が「原発」の是非を決めて責任を取るべしという考えは、これまでの常識の大転換です。この正当な主張を、運動を報じるメディアやネットユーザーを通して全国の人々に広めることができます。

まして、東京・静岡・大阪が同時に運動を起こすことの相乗効果は絶大で、この機会を逃すと、私たちの会は、近々、尻すぼみになって運動が滞り、結果として、署名やカンパを頂戴した大勢の方を裏切ることになると私は危惧しています。

ここに今井氏の問題意識が率直にあらわされている。3・11原発震災の勃発からまる1年の「2012年3月25日を投票日」とする「原発国民投票」構想を打ち上げ、前記のような「署名数」と賛同人数の目標を立てたが、運動はあまり進まず、目標が達成できそうもない。今井氏は、このままでは「私たちの会は、近々、尻すぼみになって運動が滞り、結果として、署名やカンパを頂戴した大勢の方を裏切ることになる」という危機感を抱いた。そこで「窮余の一策」として浮かび上がったのがこの「原発住民投票」構想だということではないのか。私にはそう見える。

しかし、この「構想」には極めてまずいものがある(3・11原発震災に絡めて、投票日を1年後、締め切りは2011年11月11日で、請求人111万人、賛同人11万人目標などという語呂合わせへの批判はさておくとしても……)。

今井氏は国民投票や住民投票の提起に際して、「みんなで決めよう」「国民一人一人が決める」「私たちの未来は、政治家に委ねず、自分で決めよう」ということを強調し、直接民主制の重要性を強調する。

しかし、私たちはこの今井氏の「国民投票」や民主主義に対する立場、その理解に、かつてナチスの台頭を許したドイツの「ワイマールの悲劇」の例を挙げるまでもなく、重大な落とし穴があることを指摘せざるをえない。「国民投票」は無前提的に「善」ではないという経験を民主主義の歴史は持っていることを思い起こす必要がある。

問題点をいくつかあげよう。
第一に、すでに東京電力福島第一原子力発電所が未曾有の事故を起こし、立地地元の福島県民をはじめ、近隣住民に多大な被害を与えているのに、電力「大消費地」の東京都民・大阪市民にニュートラルな立場から「原発稼働か、廃止か」を提起し、選ばせるという運動は、運動の思想性が極めて悪い。

今井氏は原発立地の「一握りの小さな自治体に住む人」(今井氏)だけに決めさせない点でも、民主主義思想の「常識の大転換」だとまでいう。これは今井氏が原発の問題をまったく理解していないと考えざるをえない発言だ。まさに原発とは都市に象徴される政財界がこうした「一握りの」過疎地に立地を押しつけて、そこが原発を受け入れざるを得ないような構造の下で、存在してきたのではないのか。いま、この構造が問われているのではないのか。

東京都民に福島県民を犠牲にする「原発稼働」を選択する「権利」などない。「辺境」を犠牲にした「都市」の電力の浪費はやめなくてはならないのだ。このことを明らかにすることこそ、現下の市民運動の責任であり、課題だ。「辺境」にあぐらをかいて、繁栄を謳歌する「民主主義」は、かつて奴隷制のうえに特権市民の「民主主義」を展開したギリシャの民主主義のレベルにすぎない。

「私たちは脱原発や原発推進を呼びかけているわけではない。国民にとって極めて重要な案件は、行政や議会が勝手に決めるのではなく、国民一人一人が自分たちの責任で決めるべきだ」と今井氏はいうが、原発震災の渦中に語られるこのような客観主義は本当の「民主主義」ではない。提唱者の民主主義の「思想」性が問われざるをえない。

第二に、地方自治法の規定に基づく住民投票条例制定の直接請求に必要な「有権者数の50分の1」の署名を、東京都と静岡県では12月から2ヶ月以内、大阪市では12月1ヶ月で集めたとして(これは今井氏の話では生活協同組合などが協力することになっているそうだから、あるいは彼が言うように「10日もあれば可能」であるのかもしれない)、条例制定がその議会で否決されたら、それは元の黙阿弥だ。

原発維持論者の石原慎太郎都知事のもとで、都議会では民主、自民、公明各党が圧倒的な議席数を占めている。これらの人びとが、いまのままで原発住民投票条例制定賛成にまわる可能性はほとんどない。今井氏は議会で否決されても、宣伝になるのだから、効果は抜群で、彼らの「原発国民投票運動を広める」効果があるという。莫大なエネルギーをつぎこむであろう「条例制定請求受任者」や「署名者」の努力は雲散霧消してしまうのだ。後に残るのは大きな失望だ。「結果はどうあれ」というような、この原発住民投票の提唱は無責任きわまりないものだ。最初から主要な目標(条例の成立)を度外視し、副次的効果(宣伝、仲間を増やす、など)を目的にした運動は無責任のそしりを免れない。

第三に、いかなる住民投票条例が議会で作られるのかの問題だ。今回、今井氏たちが最近発表した「条例案」は、この間の「憲法国民投票」や「原発国民投票」での論争を経て、他の重要な問題が残る(市民にとって住民投票運動期間は90日では短かすぎること、若ものの将来を左右する原発問題で意思表示する権利の年齢は16歳でいいのか、13歳を検討すべきではないかということ、テレビ・ラジオ・新聞の有料広告などマスメディアでの宣伝の公平性をいかに保障するか、などなど)とはいえ、最低投票率が設定されたことや、投票権者の「国籍」問題、「年齢」などでは従来の今井氏らの主張より、一定の「前進」が見られる。しかし、現在の東京都議会、静岡県議会、大阪市議会がこうした市民の要求する条例案を支持し、その条例制定が実現可能だと考えるのか。例えば投票権者の「国籍」の問題で、世論が盛り上がっていないもとでは、民主党の大半の議員や自民党の議員の条例の拒否の理由になるのは明らかだ。

第四に、このような「実現不可能」な運動に多くの市民活動家のエネルギーを投入し、浪費することは、脱原発運動に亀裂を持ち込むことになる恐れがあり、問題が大きい。脱原発の実現は、こういう「バクチ」のようなやり方ではありえない。いま、緊急に必要なことは、被災地の子どもたちをはじめ住民の救援を優先させつつ、脱原発の世論を盛り上げながら、ひとつひとつ、原発立地や周辺自治体に確実に脱原発の橋頭堡を作っていく運動こそ大事ではないのか。浜岡での牧ノ原市議会や焼津市長の永久停止要求や、東海での村長の脱原発宣言、上関での建設計画の中止の運動などなど、ひとつひとつ民衆の運動で脱原発を実現するための橋頭堡を作っていくことだ。今井氏が「ただの署名収集グループ」と揶揄する脱原発の1000万人アクションが取り組んでいる署名運動や9・19さようなら原発集会・デモなどもそうした方向にとって大きく有益な運動だ。いま、全国各地で無数に取り組まれている大小の集会やデモ・パレードなど、これらが世論を作っていくのだ。これらが脱原発の実現と民主主義をたたかいとっていくことに連なると思う。

私は、いま直接請求の署名運動を始めるという今井氏たちの運動の前に手を広げて立ちはだかるつもりはないが、脱原発運動の今後のために、あらかじめ警鐘をならしておきたいと思う。

2011年10月10日
高田 健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)

住民投票過去3例 原発立地・誘致巡り(朝日新聞・夕刊 2011/10/17)





住民投票過去3例 原発立地・誘致巡り(朝日新聞・夕刊 2011/10/17)



住民投票実施を求め記者会見する市民団体の今井一事務局長(手前から3人目)ら請求代表人=飯塚晋一撮影

 東京と大阪で動き始めた原発をめぐる住民投票運動。過去に、立地・誘致自治体で是非を住民投票で決めたケースはある。今回の特徴は電力の消費地が舞台となっていることだ。
  (1面参照)
 総務省によると、住民の直接請求で住民投票が実現した例は国内で3例。96年8月の新潟県巻町(現新潟市)、01年5月の新潟県刈羽村、同年11月の三重県海山町(現紀北町)だ。
 巻町と海山町では原発の誘致や建設、刈羽村では既存原発へのプルサーマル計画導入がテーマとなった。住民投票ではすべて反対が多数となり、誘致などの動きは止まった。だが、福井県高浜町では、プルサーマル計画の導入をめぐって住民から住民投票のための条例案が直接請求されたが、議会が否決するなど、実現しなかった例は多数ある。
 海外では国民投票も実施されている。イタリアでは6月、原発凍結賛成票が9割を超え、ベルルスコーニ首相は新設や再稼働を当面断念する意向を表明。だが日本では実施されたことがない。「自分で決めよう『原発』国民投票」事務局は、今回の活動を国民投票への一歩と位置づける。
 請求代表人には、大阪・西成のあいりん地区(釜ケ崎)を拠点に活動する詩人の上田假奈代さん(41)、映画広報プロデューサーの松井覧子さん(64)らも就いた。上田さんは会見で「釜ケ崎の労働者がだまされて福島原発で働かされていたことがあったように、危険なことを一部の人や地方に抑しつける構造になっている。大都市はそれを顧みずにきた」と話した。
 手続きの詳細は同団体ホームページ(http://kokumintohyo.com/)まで。(大谷聡、多知川節子)
  ◇
 関西電力は17日、広報を通じて「原子力のあり方を含むエネルギー政策の見直しは、客観的な事実に基づこいて国民的な議論を十分積み重ねた上で、結論を出すべきだ。また、今後のエネルギー安定供給を支えるには、原子力発電は重要な電源だと認識している」とのコメントを発表した。

全文「原発是非、都民も考えて」 住民投票求める署名集めへ(10/17朝日新聞夕刊)





全文紹介
ご近所のムンク商会の会員から朝日の夕刊に記事が載っているとメールあり。


「原発是非、都民も考えて」 住民投票求める署名集めへ(10/17朝日新聞夕刊)
http://www.asahi.com/national/update/1017/TKY201110170182.html


 原子力発電の是非を問う住民投票の実現を――。12月1日から東京都と大阪市で署名集めを始める市民団体が呼びかけに力を入れている。著名な作家や俳優らも活動の先頭に立っている。

 「原発は暮らしや命を左右する重要なテーマ。是非を決めるのは国や電力会社でなく、住民の直接的な投票であるべきだ」

 東京都内で14日に記者会見したジャーナリスト今井一さんは、そう訴えた。東京電力福島第一原発事故を受けて6月に発足した市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」(事務局・東京)の事務局長。17日には、来月に市長選を控える大阪市でも会見を開き、「次の選挙で選ばれる大阪市長や関西電力だけが決めるのは間違っている」と語った。

 有権者の50分の1以上の署名が集まれば、首長に条例の制定・改廃などを直接請求できる。同団体は住民投票条例の制定を求めて署名活動に乗り出す。東京では21万4千人の署名が必要で、12月1日から請求代表人が渋谷、新宿、池袋などの街頭に立って署名を募る。東京・生活者ネットワークは生活協同組合の組合員らにも協力を求める。今井さんは「無効分を見込んで30万人分を目標とし、12月中に達成したい」と語る。

 東京では、請求代表人に作家の辻井喬(堤清二)さん、俳優山本太郎さん、コラムニスト天野祐吉さんといった著名人や、東京・生活者ネットワークの中村映子事務局長らが就く予定。大阪では、今井さん、人形浄瑠璃文楽太夫の豊竹英大夫さんらが就く。

 今井さーんは、世界各国や国内の住民投票の状況を取材してきだ。記者会見で「関電の原発の存在や稼働は、大阪市や周辺の人々の暮らしや命を左右する。野田首相や、次の選挙で選ばれる大阪市長、まレて関電だけが決めるのは間違っている」と語った。
 東京都は東京電力の発行済み株式の2・7%、大阪市は関西電力の8・9%を持つ。投票では両社の原発について「稼働に賛成か、反対か」という内容の問いを想定している。条例案では「有効投票総数の過半数の結果が、投票資格者総数の4分の1以上に達したときは、首長及び議会は投票結果を尊重し、原発の稼働について市民の意思が反映されるよう努めなければならない」と規定する。
 直接請求をするには、有権者数の50分の1以上の署名が必要。東京では21万4千人、大阪で4万2千人となる。中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を抱える静岡県でも、来年夏ごろから署名集めを始める予定だ。(大谷聡)

 議会や首長は住民投票の動きに理解を示しながらも、活動の意義について慎重な声が上がった。
 自民党市議団の荒木幹男幹事長は「住民投票で賛否を聞いたいという思いは当然」と理解を示す一方で、「条例案が議会に提出されても、具体的な代替エネルギー案が示されなければ議論のしようかない。今回の動きは脱原発後の電力供給のあり方を議論するきっかけにするべきだ」と話した。
 「脱原発」を唱え、今年6月の株主総会に市長として初めて出席した平松邦夫市長も「まだ活動の中身がわからず、必要な対応を精査したい」。~
 市長選に出馬する方針の橋下徹・大阪府知事は「住民投票は積極的にやるべきだ」としなからも「なぜ大阪で、原発の問題だげを取り上げ、多額の費用をかけて住民投票をするのか腑に落ちない。選挙では候補者が色々な説明をするが、住民投票の場合だれがエネルギー政策について問題提示をするのかも心配」と課題を指摘した。

「原発住民投票 都民も責任、署名を」東京新聞 10/15








祝島の干しタコで作ったタコ飯は美味かった!
ムンク商会とパキパキ姐さんとmogusaさんとで食しました。
部屋はのだめ部屋を脱出しました。これで資料がどこにいったか暫く嘆くことでしょう。
来客は一番の3Sですね。
ご飯食べただけです。お酒なんて!ぶんぶん めっそうもない。

昨日は高槻市での飯田哲也さんの集会(辻元清美議員の報告会)は在特会の予告がありSPの物々しい警備の中で行われました。
飯田さんは講演の中で国民投票についての言葉が一回でてきましてグラフに織り込まれており、質疑応答で国民投票についての意義を熱く語っておられました。

以下はワルシャワ特急のtwitterでお見かけした画像です。
新聞は数日したらうちに届くのでテキストにして後日お送りする予定です。


【拡散希望】歴史に残る行動!昨日(20111015)の東京新聞。原発住民投票「都民も責任、署名を」記事。写真をアップしました。
http://twitter.com/rifuto2

【YouTube】10.14「原発」の東京都投票条例の制定を求める記者会見





もう!この忙しい時に、5Sいや3S(整理整頓清掃)の最中になんでこれを観るはめに!
私は中村映子さんのアルトのお声が好き。
あっ もうすぐ週に一回のお楽しみ『パックインジャーナル』掃除できひんがな。

記者会見111014

10.14「原発」の東京都投票条例の制定を求める記者会見-1
http://www.youtube.com/watch?v=jYbi4xqDKNc
2
http://www.youtube.com/watch?v=XVr2ue6HFvQ
3
http://www.youtube.com/watch?v=Q03RZhB7XyM
4
http://www.youtube.com/watch?v=2KmuV1le8Lg
5
http://www.youtube.com/watch?v=KBmqzeHI424

10/14「原発」都民投票の実施を求める直接請求運動についての記者会見

今井一氏のワルシャワ特急より

10月14日16時より「原発」都民投票の実施を求める直接請求運動についての記者会見。
取材希望者は、15時45分に参議院議員会館の玄関にお越しください。
入館パスを渡します。
山本太郎さん、千葉麗子さんら請求代表人も顔を揃えます。
尚、会見の模様は「USTREAM」「ニコ生」が中継します。

ニコニコ動画
「山本太郎氏らによる「原発」の東京都投票条例の制定を求める記者会見 (番組ID:lv67170692) 」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv67170692?ref=ser
タイムシフトでみなくては!

通販生活2011年秋冬号は「原発国民投票」特集

通販生活

な、ななんだこりゃ!?

2011/10/15 あとがき
広島の方が早く配達されてます。
ぺんぎんさんからのコメントを掲載させてくださいませね。
私は小出裕章さんがメディカル枕を使ってる妄想が頭をよぎりました。

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「通販生活はまるごと脱原発!!
後藤政志さんの「人生の失敗」もあるし、もうすごい内容です。
小出先生が出てこないのは残念だけど、この調子で原発が全部止まるまで突き進んで欲しいです。
次の「人生の失敗」は小出さんにお願いしたいです。

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続きを読む

【社説】民の声を恐れよ 脱原発デモと国会(東京新聞)10/12

一つ前が「小出さんに30分独占インタビュー」だったのにググっても出ないのです。
私ってお気に入りに入れてないので、いちいち自分のブログ名をタイプしてるんです(笑
それで感じたのが先月あたりからなんですが、IEの検索がなんだか変です。
タイトルに「小出さん」「巻町」などあきらかに反原発みたいなものがあると表示されなくなりました。
「について」って何なのってみたら ”「巻町」について”だったり、なんやこれ?壊れているの?
うちは落語ブログなのに。
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【社説】民の声を恐れよ 脱原発デモと国会 (東京新聞) 2011年10月12日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2011101202000045.html

 原発の是非をめぐり大規模な集会やデモ、住民投票実施に向けた動きが広がっている。国会にこう訴えかけているのではないか。「民(たみ)の声を恐れよ」と。

 九月十九日、東京・国立競技場に隣接する明治公園で開かれた「さようなら原発五万人集会」。呼び掛け人の一人、作家の大江健三郎さんはこう訴えた。

 「私らは抵抗する意志を持っていることを、想像力を持たない政党幹部とか経団連の実力者たちに思い知らせる必要がある。そのために何ができるか。私らには民主主義の集会、市民のデモしかない。しっかりやりましょう」

◆「お母さん革命」だ
 この集会には主催者発表で約六万人、警視庁の見積もりでも三万人弱が集まったという。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に、脱原発を目指す運動は燎原(りょうげん)の火のごとく、全国各地に広がっている。

 子どもたちが学校で受ける放射線量の限度をめぐり、文部科学省が当初設定した年間二〇ミリシーベルトから、一ミリシーベルト以下に引き下げさせたのは、「二〇ミリシーベルトの設定は子どもには高すぎる」と行政に働き掛けた保護者たちだった。

 満身の怒りで国会、政府の無策を訴えた東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は、原発事故後、子どもの命と健康を守るために立ち上がった市民の動きを「お母さん革命」と表現する。

 原発反対、推進のどちらにも与(くみ)せず、極めて重要な案件は国民一人一人が責任を持って決めるべきだとの立場から、東京や大阪、静岡では原発の是非を問う住民投票実施に向けた動きも始まった。

 自分たちの命や生活にかかわることは自分たちで選択したい。この思いは、国会開設を求めた明治期の自由民権運動にも通底する政治的衝動ではないだろうか。


◆政治過信の果てに
 背景にあるのは「国民の厳粛な信託」(日本国憲法前文)を受けた国民の代表者であるはずの国会が、「国民よりも官僚機構の顔色をうかがって仕事をしているのではないか」という不満だろう。

 代議制民主主義が、選挙で託された国民の思いを正確に読み取り、国民の利害が対立する問題では議会が持つ経験に基づいて調整機能を働かせれば、国民が直接行動しなければという衝動に駆られることもなかった。

 例えば原発建設。地震頻発国のわが国に、なぜここまで多くの原発が造られたのか。安全性をめぐる議論は尽くされたのか。

 国民は素朴な疑問を抱いていたにもかかわらず、国会はそれを軽んじ、官僚と電力会社主導で原発建設が進んだのではないか。深刻な事故後も脱原発に踏み込めないのは、政官財の利権構造を守るためだと疑われても仕方がない。

 増税もそうだ。少子高齢化社会の到来に伴い増大する社会保障費を賄うためには、いずれ消費税を含む増税が不可欠だとしても、その前にやるべき行政の無駄や天下りの根絶は不十分だ。

 難しい課題にこそ与野党が一致して取り組んでほしいと国民が望んでいるのに、霞が関への遠慮からか、遅々として進まない。

 二〇〇九年の衆院選で民主党への政権交代が実現したのは、官僚主導から政治主導への転換に対する期待感からではなかったか。

 その民主党政権が二年間の試行錯誤の末、行き着いたのが結局、官僚との共存路線だった。野田佳彦首相に問いたい。菅前内閣のように官僚を排除する必要はないが、それは国民が民主党に望んだことだったのか、と。

 政治不信といわれて久しいが、むしろ私たちは政治を「過信」していたのではあるまいか。

 選挙は主権者たる国民が主権を行使する唯一の機会だが、選挙後は「どうせ政治は変わらない」と諦めて、声を発しようとしない。そもそも投票する人が減り、あらゆる選挙の投票率は低下傾向にある。そんな「お任せ民主主義」で政治がよくなるわけがない。

 仏革命に影響を与えた十八世紀の哲学者ルソーは社会契約論で「彼ら(イギリスの人民)が自由なのは、議員を選挙する間だけのことで、議員が選ばれるやいなや、イギリス人民はドレイとなり、無に帰してしまう」(岩波文庫版)と英議会制度の欠点を指摘し、直接民主制を主張した。

◆代議制を鍛え直す
 ルソーは代議制の陥穽(かんせい)=落とし穴を言い当てているが、二十一世紀の私たちは選挙後に待ち受ける代議制の落とし穴にはまらず、奴隷となることを拒否したい。

 政策決定を政治家や官僚任せにしないためにも、私たちには「民の声」を発し続ける義務があり、負託を受けた議員は最大限くみ取る。そうした当たり前の作業が代議制を鍛え直す第一歩になる。

朝日新聞の続き

NISHIKUMIN02.jpg


直接請求には有権者数の50分の1以上の署名が必要。署名期間は、市町村の場合1カ月以内となる。住民投票の条例案を出せても議会の議決が必要。今井さんらは、11月末に予定される大阪市長選の後となる12月1日から署名集めを始める。






10/9 asahi.com[原発賛否、住民投票で問おう 実現に向け大阪で説明会]

今朝起きたら、ムンク商会の会長からのメールで朝日に三段抜きで記事が出ているとのメール。下記はgooのニュースで知りました。写真は朝日新聞さんでみつけました。
でも、こういう記事って前文までしかないので、追加は手入力。やっぱり家にもAcrobat欲しい。
この私が手で入力するなんて!なんて下品な。まるで人間みたい(メアリ・ポピンズの口調で)

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/incident/K2011100800831.html

原発賛否、住民投票で問おう 実現に向け大阪で説明会2011年10月8日(土)21:01
西区民センターOSK201110080084

原発稼働の是非を問う住民投票を東京都や大阪市で実現させようと、大阪市で8日、市民団体が条例制定の直接請求に向けた初の説明会を開いた。12月に予定する署名集めに向け、収集する「受任者」を募っていくことを確認した。

 福島第一原発事故を受け、原発の今後に住民の声を反映させようという運動。大阪では「みんなで決めよう『原発』国民投票・関西」が活動している。東京では俳優の山本太郎さんやカタログハウス相談役の斎藤駿さんらが代表者につく予定で、静岡県でも運動が進んでいるという。

 大阪市は、福井県に原発11基を持つ関西電力の筆頭株主。説明会には市民ら約80人が出席し、請求代表人となるジャーナリストの今井一さんが「原発問題は非常に重要で、政治や選挙でなく住民の投票で決めるべきだ。大阪市民は原発による電力の消費者としての責任がある」と趣旨を説明した。大阪市民に広くはがきを配り、受任者を募る。

(以下、朝日新聞朝刊より)

直接請求には有権者数の50分の1以上の署名が必要。署名期間は、市町村の場合1カ月以内となる。住民投票の条例案を出せても議会の議決が必要。今井さんらは、11月末に予定される大阪市長選の後となる12月1日から署名集めを始める。

注)下線部は大阪版にはない。

Ustreamで動画配信[大阪市「原発」市民投票 説明会]

Ustreamで動画配信されるようです(うそー)
私、映りたくないからムンクのお面かぶろうかしら

画日時 : 2011/10/09 00:21 JST
原発市民投票inOSAKA 20111008
http://www.ustream.tv/recorded/17753384

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大阪市「原発」市民投票 説明会

大阪市でも 原発の是非を問う住民投票を行う請求をしよう、ということでみんなで決めよう「原発」国民投票の会の関西グループで動きはじめています。
東京、静岡でも実施で動いています。
大阪市民の方はもちろん、大阪市民以外の方もたくさんできることがあります。
実施のための詳しい説明会を行おう、というこ とで10月8日18時~説明会が行われます。
下記に、ご連絡致しますので、ご関心おありの方はぜひご参加下さい。→運動の理由や、大まかな活動予定がのっています。
http://kokumintohyo.com/

日時:10月8日 (土)18:00~(受 付:17:45~)
場所:大阪市立 西区民センター(大阪市西区北堀江4-2-7)
【地下鉄 千日前線・長堀鶴見緑地線 西長堀駅3番出口すぐ】
http://www.osakacommunity.jp/nishi/b2_hall/access/index.html
参加費:不要(カンパお願いします)
要申込:gvotekansai@gmail.com

宜しく御願い致します。

10/8大阪市「原発」住民投票 説明会を宣伝する

この頃忙しくてまたまた前歯がずんずん痛んでいます。熱いラーメンやお好み焼きも食べてませんよぉ。風呂場でシャワーヘッドを前歯にぶちあてたりしてませんよぉ。疲れてくるとずんずんしてきます。
喘息で死ぬのかなと予測してますが(心臓やガン死の方が確率高そうだけど)歯痛で死ぬこともありました。
トーマス・マンの「ブッデンブローク家の人々」にあったような覚えがあります。

今日はスティーブ・ジョブスの喪に服したいと思います。
同じスティーブのウォズニアックはもう先に逝かれたんでしたっけ。
マッキントッシュの箱を開けてメモリ追加した時、開発者の名前のサインがあった覚えがあります。

りんご食べるたびに思い出しますからね。

今日はPDFからテキストにする内職を少々行いまして、ひとさまのお役に立つことができました。
私はAcrobatのver9なんですが、コツがありまして、それはいかに美しくコピーを取るかにかかってるんです。
ゆがんでいたら識字率落ちますから。画像があるとつられて文字化けしますからマスキングしちゃいます。
新聞なんかの段組されていたら、切り張りして一段にしちゃうんです。
まぁそういうのはどれだけ修羅場くぐっていくか時間との勝負してるかでしょう。
美しいコピーといえば国立国会図書館のコピーは綺麗。
先輩OLとしては後輩にそこまで要求します。
たまに上司が自分でとったpdf持ってくるんですが「へたっぴ!」とつぶやいてしまいます。

最近まともに家に居る事も泣く、寝に帰っているだけの日々、大事な説明会のお知らせを忘れていました。
とにかく「ミニチラシ作ってくれー」っとML上で叫んだのが先週でしょ?
日曜には痛み、じゃない伊丹でばら撒いてきましたが、ここでしゃべってません。
なんたる怠慢。

大阪市「原発」住民投票 説明会

日時  10/8(土)18:00~
会場  大阪市立 西区民センター
http://www.osakacommunity.jp/nishi/b2_hall/access/index.html
    電気の最大消費地・関電の筆頭株主の「大阪市」から声を出そう!
    大阪市民の方ができること、大阪市外の方ができること、
    住民投票の仕組み説明します。
    要申込:gvotekansai@gmail.com
参加費 不要(カンパお願いします)
主催   みんなで決めよう「原発」国民投票関西

ここまで書いて、そうだ!せっかくだからよく書き込みする「小出裕章(非公式)まとめ」のコメント欄に投稿してきました。もう、恥はかきすて。リンクはしないけど。
それにしても小出さんが出席されないイベントをあそこに告知しに行くのって、もう本当に難しいのなんの!恥ずかしいのなんの!

-------------コメント欄への書き込み--------
小出さんには7月の大阪での経営懇談会の直前に
「『みんなで決めよう”原発”国民投票』のチラシを配ってよいですか?」と、いっちゃん殿に聞いてもらったことがありました。
小出さんは確か、主催者がokといえば構いませんよと言ってくださって、多分私が呼びかけ人か賛同人になって下さいとお願いするだろうことを判っておられて、呼びかけ人や賛同人に関しては、やんわりと厳しく断られた思い出があります。
賛同人というのは女川の、あの9/13『続・原発「安全神話」溶融』「小出さんのチラシ[走馬燈のように巡る思い出]くらい情熱を傾けなきゃいけないだということなんですよね。
名前だけの名のみ賛同人となることはしたくないと仰られた、その潔さにまいってしまいました。
断られてもうれしいなんてのは、本当に小出さんだけでした。

その”原発”国民投票、10/1朝日新聞の夕刊、10/2と10/4の東京新聞朝刊の記事でご存知かもしれませんが
消費地からの原発の是非を問う大阪市、東京都、静岡県の「原発」住民投票をすることになりました。
ここで下記の告知をさせて戴いて構わないのかなと少々悩みましたが、原発止めることは小出さんのなさっておられることの後押しをしてるのだからと自らを奮い立たせ、ここに書き込みさせていただきました。
管理人さま、期日が迫っていますのでよろしくお願いいたします

請求代表人

東京都「原発」住民投票凄い!
辻井喬が請求代表人に

北ア広域連合ごみ焼却施設計画 大町の自治会、投票で「反対」(信濃毎日新聞)10/2 

今日は環境衛生標語の締切日。私、こういうの苦手です。

先日の「今井一とかけてスリランカ・・・」はウケましたが、そんなんちゃうし。
「いつまたセシウムの雨降るやも知れず 傘さそう!」と書いて提出したら
上司は「chitarritaさんの頭の中は放射能で毒されてるな」 あのねーっ

10/2信濃毎日新聞の件でさがしておりました。 長野県大町市三日町自治会の件
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北ア広域連合ごみ焼却施設計画 大町の自治会、投票で「反対」
信濃毎日新聞 10月02日(日)
http://www.shinmai.co.jp/news/20111002/KT111001ATI090013000.html

 北アルプス広域連合の新ごみ焼却施設計画の建設候補地、大町市三日町自治会は1日、計画受け入れの賛否を判断する「住民投票」の開票を行い、反対が161票で賛成の104票を上回った。1票でも多い方を住民総意とする申し合わせ通り、同自治会は計画を受け入れないと決めた。3日に広域連合に伝える。

 2009年2月、北安曇郡白馬村飯森での当初計画が住民アンケートで反対多数となって挫折したのに続き、広域連合の計画は再び住民側から待ったをかけられた。

 地方自治法や条例に基づかない「住民投票」は、同自治会加入99世帯の20歳以上の男女272人を対象に実施。全員が投票し、無効は7票だった。事前に各戸に配った投票用紙の賛成、反対どちらかの欄に「○」を付け、封をした上で自治会組長らが1日に回収。公開で開票した。

 開票終了後、大西正義自治会長ら役員は「計画は受け入れないというのが三日町の最終結論」と言明した。

 一方、「地元同意」を計画推進の前提としてきた広域連合長の牛越徹市長は結果を受けて記者会見し、「事実上、三日町という選択肢は非常に厳しくなった」とした。ただ、計画内容が十分理解されないままの「性急な意見集約とも考えられる」と指摘。自治会側に反対理由などを確認し、広域連合議会などと今後の対応を協議するとした。

 また、市の現焼却炉がある地元自治会と新施設稼働を前提に14年度末までの撤退を約束している期限の問題については「迅速かつ慎重に対応する」と述べるにとどめた。

 大町市と白馬、小谷両村のごみを燃やす新施設計画は、当初計画の挫折後、公募委員を交えた検討委員会の論議を経て昨年11月、同市三日町が候補地に選ばれた。しかし自治会内の対策委員会が住民集会で計画反対を採決するなど混乱し、自治会は9月7日の臨時総会で「住民投票」による決着を決めていた。

10/4「原発住民投票 大都市で問うワケ 市民団体事務局長・今井氏に聞く」東京新聞 こちら特報部(全文)

yko1998さん
ありがとう!三日またなくてすみました。 

http://heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/10412-49bc.html

原発住民投票大都市で問うワケ-市民団体事務局長・今井氏に聞く 
東京新聞 2011/10/4

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011100402000037.html


原発の行方はいったい誰が決めるのか? 福島の大事故以来、国政の停滞を見るにつけ多くの市民が感じているだろう。
『原発ノー』の思いはあっても、国政選挙を待たなくては意思形成に関わる機会はないのか。そんな中、住民投票条例を制定し、東京や大阪、静岡の市民自ら原発の賛否を問おうという動きが始まった。立地市町村以外の電力消費地では初の試みだ。その意義とは-。(小国智宏、佐藤圭)

電力大消費地にも責任  国民一人一人が決める

東京・大阪・静岡/署名集め10日で可能 
 
 「十日間程度で集められると思いますよ」      
 十二月から始める住民投票実施に向けた署名集めについて、今井一さん(57)は自信を示す。母体の市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」の事務局長だ。    
 住民が首長に直接、条例制定や改廃を請求するためには、有権者数の五十分の一以上の署名が必要となる。東京都で約二十一万四千二百人、大阪市で約四万二千六百人、静岡県で約六万人だ。 
 期間は都道府県の東京と静岡はニカ月以内、市町村の大阪では一カ月以内と定められているが、それより短い期間で一気に集めようというのだ。 
 大阪市長選が十一月下旬に予定されており、地方自治法の規定では任期満了目前の六十日間は署名集めができない。このため、十二月一日から一斉にスタートし、年末までに条例案を提出することを目指している。
 まず、請求代表者を東京で三十人程度、大阪で十数人程度決める。東京では、俳優の山本太郎さんやカタログハウス相談役の斎藤駿さんらが就く予定。著名人だけでなく、学生や主婦らにも就いてもらい、街頭などでの署名活動を展開する。 
 さらに、請求代表者から委任を受けて署名集めを代行する受任者も多数募集する。受任者は住所地の区と市町村でしか署名を集めることができないが、受任者本人だけでも数万人が集まるとみている。生活協同組合などにも広範な協力を呼ぴ掛ける方針だ。      
 今井さんらの市民グループは、「原発をどうするのか」について、国民投票で決めようという運動を進めている。「原発の問題は、憲法九条の改正に匹敵する重要なテーマで国民投票にふさわしい」と続ける。「私たちは、脱原発や原発推進を呼び掛けているわけではない。国民にとって極めて重要な案件は、行政や議会が勝手に決めるのではなく、国民一人一人が自分たちの責任で決めるべきだ。結果の責任も国民が負うことになる」
 だが、二○一○年に全面施行した国民投票法では、対象が憲法改正の賛否に限定されており、原発などにも広げるべきだという。「総選挙で問えばいいとの意見もあるが、首相や政権が交代するたびに方針が変わるようではどうしょうもない。重要案件は一つのテーマで国民投票で賛否を問うことが主権者の意思を反映することになる」
 では、そうした動きを東京や大阪の住民投票に向けたのはなぜか。「原発問題の責任を立地市町村に押しつけるのではなく、電力の大消費地の市民が自分たちの問題として捉えるべきだから」しかも、東京都は東京電力の発行済株式の約2.7%(五位)、大阪市は関西電力の約8.9%(一位)を保有する大株主だ。今井さんは言う。「私たちは主権者、消費者として、原発の設置、嫁働に関与する責任と権利がある」

議会が壁 条例案ほとんど否決  立地自治体でも実現わずか

 住民投票条例案では、例えば東電管内の原発について、①運転、稼働を認める②運転、稼動を認めない-の二者択一で賛否を問う、つもりだ。
 ただ、最大の関門は議会だ。署名簿が選挙管理委員会の審査をパスし、条例制定が本請求されれば、首長は二十日以内に議会を招集。条例案は提出されるが、ここで否決されてしまえば、住民投票は日の目を見ない。
 総務省によれば、0七~0八年度に条例の制定・改廃を求める直接請求は全国で四十六件あったが、議会で可決されたのは七件だった。これまで大阪市で三件、都で六件が議会に提出されたがいずれも否決された。
 今の大阪市議会は、原発に批判的な橋下徹大阪府知事率いる大阪維新の会の大阪市議団が最大会派だが、過半数には及ばない。都議会は、住民投票に後ろ向きと見られる石原慎太郎知事与党の自民、公明両党と、民主党など知事野党の勢力が拮抗している。
 原発立地市町村では、全国で何度も住民投票の動きがあったが、ほとんどが頓挫した。
 投票が実現したのは、東北電力の原発計画の賛否を問うた一九九六年八月の新潟県巻町(現新潟市)、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画導入をめぐる0一年五月の同県刈羽村、中部電力の原発誘致を目指す賛成派が仕掛けた同年十一月の三重県海山町(現紀北町)の三件にすぎない。
 いずれも原発反対派が勝利を収めたが、刈羽村と巻町では、原発推進派の執拗な条例阻止運動と戦わなければならなかった。
 刈羽村では、直接請求による住民投票条例案が村議会で否決。その後の村議選で条例制定派が増えると、今度は議員提案の条例案が河決された。
 ところが原発推進派の村長が再選に付したため、成立に必要な三分の二の賛成を得られず廃案に。すると住民グループが再度直接請求した。この条例案は可決され、村長も住民投票をやらざるを得なくなった。
 巻町では、議員提案の住民投票条例案が可決されると、原発推進派が投票先送りの条例改正で対抗した。原発反対派が、推進派町長のリコール(解職請求)署名を提出すると、町長はこれに対抗する形で辞職。町長選を勝ち抜いた条例制定派町長の手で住民投票が行われた。
 同じ直接請求制度でも、首長や議員の解職、議会の解散では、議会が拒否権を発動することはできない。これらに必要な署名は有権者の三分の一とハードルは高い。
 とはいえ、条例制定・改廃の直接請求でも、有権者の半数の署名が集まっているにもかかわらず、議会に拒否されるケースもある。一定の署名を集めれば、議会抜きに、住民投票ができる条例を独自に制定する自治体も増えている。
 今井さんは「本来は一定数の署名を集めれば、必ず住民投票を実施するようにすべきだ。今は欠陥のある直接請求制度でやらざるを得ない」。請求できても東京、大阪、静岡では条例制定が議会で否決される可能性がある。住民投票は議会の決定権を奪うものという拒否反応もあるからだ。
 「じゃあ、議会で決めることができるのか、では石原知事?野田佳彦首相に丸一投げするのか。その説明を都議はしなげればならない」と今井さんは都民に呼び掛けた。
 「原発の問題ば都会に住む自分たちの問題なんだということを理解する機会になる。誰が主権者で誰が責任者なのかを、ともに明らかにしたい」

[デスクメモ]
 東電の大消費地は首都圏だ。なのに東京だけ意思表示の話と人ごとになるなかれ。署名はできなくても、街頭署名の手伝いや東京の知人への働き掛けはいくらでもOKだ。原発維持・推進の巻き返しは激しい。もちろん推進派都民の意思を明確に示すチャンスでもある。ともに住民投票を実現させよう。(呂)

大阪市「原発」住民投票

みんなで決めよう「原発」国民投票・関西
大阪市「原発」住民投票

という名称らしい

「原発都で住民投票を 市民団体 12月から署名活動」10/2 東京新聞

原発都で住民投票を 市民団体 12月から署名活動 2011年10月2日 朝刊


 東京都と大阪市、静岡県で十二月、原発稼働の是非を問う住民投票実施に向けた署名活動が始まる。原発をめぐる住民投票は、地方の立地自治体しか実施例がない。東京電力福島第一原発事故を受け、原発に対する国民の問題意識が高まる中、初めて都市部で意思を問おうとする動きで、注目を浴びそうだ。

 活動を進めるのは、市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」。原発をめぐる国民投票実現に向け、まずは、電力会社の大株主である都と大阪市を中心に、地方自治法の直接請求制度を使い、住民投票実施を定める条例制定を目指すことにした。

 今後、都県市ごとに請求代表者をグループメンバーから選び、十二月に活動を開始。有権者数の五十分の一以上の署名が集まれば、知事や市長は条例案を議会に提出しなければならない。可決されれば投票が実現する。都では、代表者に俳優の山本太郎さんらが就く予定で、必要署名数は約二十一万人分。

 住民投票は、都が東京電力、静岡県が中部電力、大阪市が関西電力の各管内の原発について、稼働を認めるか否かを問う内容。結果に拘束力はないが、実際には、各都県市の首長の判断に大きな影響を与えることになる。

 グループ事務局長で住民投票に詳しいジャーナリストの今井一さん(57)は「電力を消費する大都市の住民こそが、原発のあり方を決める権利と責任を持っている。活動を通じ、そのことを多くの人に知ってほしい」と話している。問い合わせは同グループ事務所=電03(3200)9115=へ。

10/1「原発是非 住民投票の動き」朝日新聞夕刊関西版 1面

今井一とかけて スリランカととく
  そのこころは?  セイロン(正論)

おおきに!朝日新聞の高橋記者がまたまたやってくれはりました!
大江健三郎が「私たちにはデモしかない」と六万人を前に悲痛な声をかけられたあの時に「住民投票があるやんか!」とつぶやいたものです(遠い目)

でもね!新聞誌面とweb版では違うんですよ!

10/1朝日夕刊「原発賛否 住民投票で」条例制定へ直接請求の動き
http://www.asahi.com/national/update/1001/TKY201110010159.html
は全文掲載されていますが、新聞誌面はかなり端折っているのが分かりました。

しかも、関西版は端折られているけれど、東京版は全部載っているらしいんです!ぷんぷん!
温度差を作っているのはメディア側がやってるんやないの!

デジタル全版のうち、下線部分が省かれてました。

10/1「原発是非 住民投票の動き」朝日新聞夕刊 関西版 1面

東京電力福島第一原発の事故を受け、東電と関西電力の大株主である東京都と大阪市で、原発への賛否を問う住民投票条例制定の直接請求を目指す動きが始まった。大株主の自治体を通じて、市民の視点に立つ原発政策を電力会社に迫る異例の試みだ。

 市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」が12月から直接請求に必要な署名集めを始め、年末にも提出することを目指す。東京都への直接請求の代表者には、俳優の山本太郎さんやカタログハウス相談役の斎藤駿さんらが名を連ねる予定。

 直接請求には、東京都で約21万4200人、大阪市で約4万2600人以上の署名が必要。都道府県の東京都では2カ月以内、市町村の大阪市では1カ月以内に署名を集めなければならない。市民グループは生活協同組合の組合員らに協力を求める方針で、署名数を確保できるとみている。署名を集める人を募集するはがきを街頭で配る。

 必要な署名を集めて条例案を提出しても、制定には議会の可決が必要だ。総務省によると、2007~08年度に条例の制定・改廃を求める直接請求は全国で46件あったが、議会で可決されたのは7件。電力の消費地である大都市で原発を巡る住民投票が実施されれば初のケースとなるが、実現のハードルは高い。

できるだけ多くの署名を集め、首長や議会、電力会社の判断に影響を与えることができるかも焦点だ。原発を巡る住民投票は、96年に新潟県巻町(現新潟市)で行われた例がある。
 グループの今井一事務局長は「原発は立地自治体の問題だけでなく、電力消費地の問題でもある。双方の立場から是非を判断するきっかけにしたい」と話す。原発を巡る国民投票につなげたい考えだ。
 中部電力浜岡原発のある静岡県でも条例制定を求める直接請求を目指す。
(高橋純子)


 〈直接請求〉 地方自治法は住民が首長に直接、条例の制定・改廃などを求める権利を定める。条例制定・改廃は有権者の50分の1以上の署名を集めて請求。首長は20日以内に議会を招集し、条例案を提出しなくてはならない。



何かおきる予感

ムンク商会の報道写真で唯一画質が悪かった東京新聞の”仮装も登場”の写真ですが、

「9/20の密着ルポの写真が欲しい」
と東京新聞へメールをしましたら、
「キャビネ版で一枚800円」
で売ってくれるという返事が来ました。

言うてみるもんです。
厚かましくなかったら生きていけない。

予告 
10/1(土)BS11『報道原人』の収録。OAは明日10時〜。テーマは「原発・国民投票」
             今井一氏ワルシャワ特急より

10/1(土)CS「朝日ニュースター」の『パックインジャーナル』

10/1は朝日新聞の朝刊とかなんとか、また借りなくては!

ダイアモンドオンライン「原発」は国会議員に任せるな。国民投票で決めるべきだ!

ロシアのおじいさんの話が好きです。文字おおきくしちゃいました。
そういえば、今井氏は「ウクライーナ」と発音されます。

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「原発」は国会議員に任せるな。国民投票で決めるべきだ!
http://diamond.jp/articles/-/14078

内外の国民投票、住民投票の現場取材を重ねてきたジャーナリスト今井一氏が、『「原発」国民投票』を上梓した。国民投票の意義から実施のシナリオまで解説した興味深い1冊だ。今井氏に、なぜいま日本に国民投票が、そして原発についての国民投票が必要なのか、インタビューした。

――なぜ今、『「原発」国民投票』を書かれたのですか。

「原発」国民投票の必要性については、15年前から主張してきました。当時から、「安保・原発・消費税、大事な問題は議員任せにしないで国民投票で決めよう」と言っていたのです。子ども手当をどうするかとか高速道路無料化のような問題は、議員任せでもいいのです。でも、原発や日米安保条約をどうするか、とか脳死や臓器移植の問題は、あまりにも重大で、議員にゆだねるのはよくないと昔から考えていました。

 私は、長くソ連と東ヨーロッパを取材してきて、ソ連が崩壊する直前から、バルト三国やロシア、ソ連で国民投票を活用しているのを現場で見て、圧倒されてきました。あれだけ主権者の意思を無視してきたソ連が、突然直接民主制で1人1人の人民の意見を聞くのを目の当たりにし、衝撃を受けたのです。

 日本でも、新潟県巻町で日本初の条例制定に基づく住民投票がありました。テーマは原発建設。原発にかかわる住民投票は、巻町のほかに新潟県・刈羽村、三重県・海山町で行われていますが、巻町以降の15年間、日本ではさまざまなテーマで401件の住民投票が行われています。47都道府県で住民投票を経験していないのは、東京都下の自治体だけで、あとはすべて実施しています。

この401件がボクシングのボディーブローのようにジワジワ効いてきて、できるんだという自信が芽生え、直接民主制の魅力がわかる人が増えています。約15年たって、国民投票の実施を望む声が広がりつつあります。

 3月の原発事故が起きてすぐ、私はこれは今書くしかないと思いました。

■日本国民の意思を国家の基本政策に反映したい

 79年に米国スリーマイル島の原発事故が起きた時、スウェーデン政府は、事故直後に立法府である国会と相談をして、原発をどうするかについては国民投票にゆだねよう、国民の皆さんに聞いてみようという謙虚な姿勢を示しました。それを今、日本の政治家も学んでほしいのです。

 私は、とにかく原発は国民投票に絶対かけるべきだと思っています。

 その理由は、3つあります。

 ① 憲法改正との関連
日本の場合、憲法改正は必ず国民投票にかけられます。憲法第96条の規定があって、議会だけでは決められない、「改正の発議」つまり国民への提案しかできないのです。9条にせよ1条にせよ、必ず国民投票にかけて主権者の承認を得なければなりません。
その論理からいけば、原発をどうするかは、例えば憲法9条改憲に匹敵するくらい、この国や人類を左右する重要な問題だから、これは国民投票にかけるべきだと思うのです。

 ② 民主党が出した対案
07年に憲法改正国民投票法が制定されましたが、その審議の終盤で、民主党自身が、「国民投票の対象とするテーマを憲法に限らず、憲法以外の重要な案件、生命倫理の問題とか統治機構の問題、あるいは特に重要な案件ついても国民投票にかけられるようなルールを設定すべきだ」という対案を出したのです。
出しておきながら、党も政府も「原発」国民投票の実施を提唱しない。原発以上に重要な問題、案件はあるのかというと、ないはず。なのに主権者である国民の意思を確認しないというのは、納得がいかないですね。

 ③ 与野党の原発容認
今年の6月12、13日、イタリアで国民投票が行われた時、「日本でも原発国民投票をやろう」という動きが、一時的に盛り上がりました。
ところが、7月になると、「やっぱり原発問題は総選挙で決着をつけよう」という動きが広がりました。菅首相が脱原発を表明し、脱原発の民主党か原発推進の自民党かを総選挙で決めたらいいという声が上がったのです。
8月になって、民主党の代表選挙があり、候補者5人が名を連ねましたが、全員が原発容認です。となれば、誰が党代表になり内閣総理大臣になっても、自民党ははっきり原発容認の立場をとっているのですから、与党も野党も政府も原発容認です。総選挙で決着をつけようにも、我々の民意が反映されるわけがないのです。

 一番わかりやすいのが東京1区です。

 東京1区は、前の選挙で海江田万里氏と與謝野馨氏が大激戦しました。海江田氏は小選挙区制で当選し、與謝野氏は復活しましたが、後に、與謝野氏が自民党を離れて両人とも閣僚入りしました。

 東京1区は、民主党の海江田氏、民主党に近いところにいる與謝野氏と、自民党候補者と、3人とも原発容認で、小選挙区制は1人しか通らないとすると、民主党あるいは自民党が好きでも原発はイヤだという人は、どこに投票したらいいのでしょうか。自民党が好きだからと、つい入れてしまったら、間接民主制で原発容認ということになります。民意と議会の多数意思の間にねじれが起きるのは、もう間違いないことです。それはよくないと思うのです。

 私は、国民の多数が原発容認で行くというのなら、それでいいと思っています。脱原発で行くのなら、それもいいと思います。私が求めているのは、主権者の意思が国家の基本政策に反映されることです。されていないというねじれに、私はたまらなくガマンができないのです。それが、この本を書こうと思ったキッカケであり、15年前からの変わらぬ思いなのです。

■ロシアの老人の言葉に感動する

――今井さんは、ロシアの国民投票も取材なさっていますよね。

 エリツィンがゴルバチョフを引きずりおろして実権を握り、ロシアの大統領になっても、国会議員は相変わらず共産党が多数を占めていました。エリツィン自身は社会主義をやめて資本主義に移りたいのに、議会に共産党が多くて自分の思うとおりにならないことから、国民投票で国民に問うて決めようとしたのです。「社会主義をやめて資本主義に行くことについて賛成するかどうか」とか合計4つの項目について、それぞれダー(賛成)・ニェット(反対)で答えてくれと言いました。

 1993年だったと思うのですが、私はこの国民投票を現場で取材していました。投票結果が出た直後に街頭へ飛び出し、こんな結果が出ましたとモスクワ市民に見せました。「これではエリツィンがのさばる」、「これなら共産党はまだまだくたばらない」等々、いろいろなことを言う人がいました。

 当時、年金生活者はお金が全く入らない状態です。食べていくために、自分の持ち物をお金にかえる人たちが多かったのです。氷点下の気温の中で、立ったまま、震えながら時計を売っている70歳ぐらいのおじいさんに、「こんな結果が出たけど、どうですか」と聞いたところ、「どっちだっていい」という答えが返ってきました。「どっちだっていい」を、私は「関心がない」と言っているのだと解釈したのですが、通訳によく聞くと、それは違うということがわかりました。

 おじいさんは、「結果はどっちだっていい。大事なことは、オレたちに決めさせてくれたことだ。自分はこの国に生まれて70年になるが、大事なことは全部共産党と政府のお偉方が決めてしまった。そして責任は一切とらなかった。今回初めて資本主義に行くのかどうかをオレたちに聞いてくれた。それがうれしい。そこが重要なんだ」と言ったのです。私はそれに感動して、やっぱり国民投票はいい、ぜひこういうことについて本を書きたいし、取材もしたい、調査もしたいと思ったのです。

■原発事故で国民投票のコンセンサスが広がる

 そうこうしているうちに、96年に日本でも巻町で住民投票がありました。それを皮切りに、翌月には沖縄で県民投票があり、岐阜県・御嵩町での産廃処理施設の問題についての投票がありました。住民投票は401件行われているのです。

 正直申し上げて、最初に巻町に取材に行く時に、「なんだ」という気持ちがありました。「オレはバルト三国の独立の是非を問う国民投票や、ソ連邦解体の是非、ロシアの社会主義から資本主義への転換の是非など、歴史的な国民投票を取材してきたんだ。こんな巻町なんて、聞いたこともないような小さなところの原発の住民投票など全く関心がない。オレは国民投票を取材したいんだ。書きたいんだ。こんな住民投票なんて」と思ったのです。

 ともあれ人の勧めもあって、新潟県・巻町に行くことにしました。人口規模はロシアとかソ連とは全然違います。ところが、行ってみて、巻町の人々の住民投票にかける思いや勉強熱心さにびっくりしました。自分たちの町に原発をつくるかどうかについて、一生懸命勉強して議論をしているのです。住民投票も捨てたものではないと感動し、全国で行われている住民投票を取材して、『住民投票―観客民主主義を超えて (岩波新書)』という 本も出しました。

 その後も、国民投票の思いは、ずっとありました。住民投票もいいけれども、やっぱり国民投票をやらないとダメだという気持ちを持ち続けていたのです。NHKや朝日新聞の世論調査でも、大事なことは議会任せにしないで、国民投票にかけたいという人が8割前後います。にもかかわらず、実施されないのはなぜだろうと、悶々としていたのです。

 そこへ3月に地震と津波と原発の事故がありました。そのあとの政府の対処の仕方を見ていると、この人たちに原発のことを任せたり、ゆだねたりしていては、この国は終わってしまうという思いがますます強くなりました。これは国民が自分たちで情報網をつくり、自分たちで議論し、自分たちで結論を出さなくてはいけないという強い意思表示が必要だと感じたのです。

 あちこちの講演会に招かれて参加者の声を聞くと、「原発のことは自分たちで決めたい」「議員に任せたくない」「保安院なんてとんでもない」と言います。「主権者が自分たちで決めて、自分たちで責任をとりたい」と、みんなが思い始めているのです。

 日本人は、この原発事故をキッカケに、15年前のロシアで時計を売っていたおじいさんの気持ちをようやく抱き始めたという手ごたえを感じています。

■海外の国民投票の実態

――EUでは、数多くの国民投票が行われていると聞きます。

 90年以降、私は数多くの国民投票を調査・研究してきましたが、実際に現地に足を運んで取材した最近の事例を紹介すると、EU憲法を批准するかどうかの国民投票が、フランスやオランダで実施されました。また、スイスでは、女性に対する凶悪で暴力的な性犯罪者の処遇を厳しくすべしという、イニシアティブ(国民からの発議)による国民投票も行われています。

 現場に行って印象的だったのは、フランス大統領みずからが「EU憲法批准に賛成してほしい。賛成しないと、フランスはヨーロッパのリーダーの地位から脱落する。ドイツにその地位を譲らなければいけなくなるから、絶対に賛成票を入れてくれ」と、投票日の2日前にわざわざTVに出てきて言ったにもかかわらず、反対多数になったことです。その5日後に行われたオランダでも、反対多数になりました。

 スイスでは、議会と政府が「犯罪者とはいえ厳しさにも限度がある。刑務所から出さないようなことをしたら、ヨーロッパ人権同盟からスイスは離脱せざるを得ない。ここは冷静に反対票を投じてくれ」と訴えかけましたが、賛成票が多数を制しました。

 スイスは、この時、上記のテーマもあわせて4つの項目について国民投票を実施しています。議会と政府は、「賛成・賛成・賛成・反対」と投票してくれと言ったのに対し、国民は、「反対・反対・反対・賛成」と、全く真逆の意思表示をしました。開票直後、記者会見に現れた大統領、法務大臣、総務大臣に対して、ある記者が「政府の要望・方針に対して、国民は全部ノーを突きつけた。これに責任を感じないのか」と質しました。これに対して大統領は「何が問題なんだ。全く問題はない。我々はこうしてほしいと言った。しかし国民は全く逆の答えを出した。我々は、今日から主権者が言ったとおりにするだけだ」と返しました。これがスイスの直接民主制です。「政府と議会は、一応提案はしたものの、最終決定権は国民にゆだねている。国民がノーと言ったら、ハイわかりましたで済むことだ。これを問題だという君らのほうが何もわかっていない」と言ったのです。これはすごいと思いました。

 パリでも、EU憲法批准については、インテリと呼ばれている人たちはみんな賛成派でした。都市の労働者もみんな賛成です。反対派の多数は、地方に住んでいる農業をやっていらっしゃる方、工場の労働者といったブルーワーカーです。パリ第一大学の先生で、同志社大学でも教べんを執っているアンヌ・ゴノンさんは、絶対賛成だと言っていました。ところが、結果は反対多数です。

 私はゴノンさんに、「今回の国民投票実施は大統領や議会にとって義務ではなかったし、議会も多数なのだから、わざわざ国民投票にかけないほうがよかったと、あなたは思っているのでは」と聞きました。 「それは違う」というのがゴノンさんの答えでした。「フランス憲法には、その第3条に、フランス人民は選挙と人民投票によってその主権を行使する旨、書いてある。だから、議会と大統領が決めるだけではなくて、こんなに大事な問題を人民投票で決めたのは間違いではない。ただし、今回の結果について、私は今でも自分のほうが正しいと思っている。それはそれ、これはこれ。自分の思うとおりにならなかったからとか、自分が正しいと信じている結果が出なかったから、国民投票をやらなかったほうがいいとは、私は思わない」と言うのです。

 スイスの大統領とアンヌ・ゴノンさんの境地に、日本の政治家や言論人が立てるかどうかです。7月21日、中川正春、櫻井充ら数人の衆議院議員と参議院議員によって「原発国民投票議員連盟」が発足しました。ところが、そこの会合に出席した原発容認派の議員の中には、今やったら原発反対が多数になると二の足を踏んでいます。一方、脱原発派の人たちも、今やったら脱原発派が負ける、つまり原発推進派が多数をとる気がして怖い、危険だと言います。自分にとって有利で、自分の思うとおりの結果になるなら国民投票は賛成、そうならないなら反対という意見を言う人が、原発推進派にも脱原発派にも多いのです。そこを乗り越えてほしいのです。

 脱原発運動をやりたければ、いくらでもやればいいのです。市民自治の観点や国民主権の観点で、どちらが現状で有利か不利かを超えて、この制度を導入しよう、国民投票を実施しようという気持ちに、ぜひなってほしいのです。『「原発」国民投票 』を読んでいただけると、そうなっていただけると思います。

■国民投票は難しいことではない

――どうすれば、日本でも国民投票が行われるのでしょうか。

 国民投票は、やろうと思えば簡単にできます。国会で、憲法以外の一般的案件を対象とした国民投票法を制定すればいいのです。日本は、残念ながら住民投票法がありません。住民投票を実施したい自治体は、それぞれに住民投票条例というルールをまず制定しなければならないのです。

 でも、議会はこの条例になかなか賛成しません。それでも条例が制定され401件の投票を実施したのです。

 国民投票になると、今度は住民投票条例ではなくて、国民投票法を制定することになります。今、国民投票を実施したいと思う議員は恐らく1割もいません。法律が通る可能性、制定される可能性は今のところ低いのです。

 しかし、刈羽村、巻町、徳島といった自治体は、最初こそ住民投票条例の制定に賛成する議員はごくわずかだったのですが、住民の声が上がることで、最後は過半数をとっています。

 今は1割しかいなくても、国民が声を上げ、何らかの形で立ち上がって行動を起こせば、衆参両院で国民投票法が制定され、実施される可能性があります。実際に、世論調査では8割前後の人が国民投票で決めたいと思っているのです。国民の声次第です。

 この本の「まえがき」では、この本を出したことによって、たくさんの人が国民投票を理解し、国民投票が実現されることを願うと書きました。これを読んだ人が、理解するだけでなく、国民投票が実現されるために本当に行動してくださることを願ってやみません。

著者:今井 一(いまい はじめ)

9/25 朝日「うねる直接民主主義-原発のあり方 私たちで決めたい」

朝日新聞様 ごめんなさい 貴社を誤解してました。
だって9/19の明治公園を1行で済ますとはなんたることやと憤っていたんです。
アサヒコムに怪しいムンク商会を紹介したってそれでちゃらになるもんではありませんぞ!
世界には仏ルモンド、独シュピーゲル、日朝日という新聞社があるのになんたるていたらく、もうあかんわーっと思っていたのですが、それは電力会社の網の目を盗む方策だったらしいです。
だって、こんな記事を載せてくれたんですよーっ!
朝日新聞社の高橋純子記者ありがとう!
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原発のあり方 私たちで決めたい

うねる直接民主主義 

asahi925.jpg

 政権交代しても、首相の首をすげ替えても深まる政治の閉塞(へいそく)感。有権者の政治への冷笑的な態度がそれに拍車をかけてきた。だが、東京電力福島第一原発の事故を受けていま、もう政治家には任せておけない、自分たちに決めさせてほしいという「直接民主主義」の動きが広がりつつある。

地べたで仕出し弁当を広げる老婦人たちの間をすり抜け、つないだ手を離さない若いカップルの間を割り込んで前へ前へと歩を進めたが、ステージはなお遠く、スピーチを始めたノーベル賞作家・大江健三郎さんは2センチ大にしか見えない。

 「私らは(原発に)抵抗する意志を持っているということを、想像力をもたない政党の幹部や、経団連の実力者たちに思い知らせる必要がある。そのために何ができるか。私らにはこの民主主義の集会、市民のデモしかない」

 3連休の最終日だった19日の昼下がり、東京・明治公園で開かれた「さようなら原発」集会。日本の反原発運動では1986年のチェルノブイリ事故から2年後の集会に参加した2万人が「空前絶後」とされてきたが、この日は主催者発表で6万人、警視庁調べで約3万人が集まった。

 旧来の集会の「熱気」とはやや違う。脱原発を訴えて事務所を辞めることになった俳優の山本太郎さんは「たくさんの署名は倉庫にぶち込まれるだけだ。デモをしてもちょっと目障りと思われるだけだ。一番必要なのは市民の力。選挙区の代議士の事務所に行ってプレッシャーをかけよう」。

 東電や為政者への憤怒はある。ただ、参加者は原発事故を主義主張というよりも自分たちの生活の問題として考えようとしていた。

 その後のデモでは労組の「原発を即時廃止しろ!」というシュプレヒコールの間に「おいしい野菜が食べたいな、おいしい牛乳飲みたいな」との声が聞こえてくる。外国製のベビーカーをただゆっくりと押して歩く若い男女。隊列から離れてコンビニに立ち寄り、しばらくして戻る男性グループ。通りがかりの真っ白な高級車の窓が開き、隊列に手が振られた。

 どうせ社会は変わらないという諦めや「悪いのはアイツだ」という責任追及にとどまらず、「私はこういう社会に生きたい」という主語のはっきりした言葉が路上にあふれていた。

国民投票、議員も賛同

 大規模集会やデモが間接民主主義に対する漢方薬だとすると、国民投票は外科手術に近いかもしれない。

 市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」が先月27日に主催したシンポジウム。「今の代議制民主主義では原発問題は争点にならない」と杉田敦・法政大教授。飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長は「現代社会は極めて複雑。従来型の代議制民主主義で何か決められるというのはフィクションだ」と説く。宮台真司・首都大学東京教授は「人に任せて文句を言う、日本の政治文化を国民投票で変えたい」。

 興味深いのは、国会議員からも賛同の動きが出始めたことだ。みんなの党は先月、原発国民投票法案を提出。民主党の議員有志は議員連盟を結成した。代表格の桜井充政調会長代理は「もともと民主主義の基本は『直接』だ」。選挙で約束していない重大な問題が起きた時、本当に国会で決めてしまって良いのかという思いがあるという。

 市民グループは先月、各党首あてに原発国民投票の賛否を問う質問状を送った。公明党は「検討することは有用」、共産党は「慎重な検討が必要」。自民党は「国権の最高機関たる国会の軽視につながるとの懸念がある」と回答した。

 野田佳彦首相は所信表明演説で「一人ひとりの国民の声に、心の叫びに真摯(しんし)に耳を澄まします」と訴えたが、民主党は質問状に回答しなかった。(高橋純子)

ナベサダ好きのオジサマの話[雇用不安と介護の現場[その1]]

どこでナベサダのオジサマの話を読んだのかを思い出しました。
「国民投票/住民投票 情報室」運営委員のコラム「室内アンテナ」にあったのです。どうしても「国民投票」の話になってしまいます。

http://www.ref-info.net/column/index.html

雇用不安と介護の現場[その1]

山口浩司(特別養護老人ホーム生活相談員)
 私は、現在特別養護老人ホームで生活相談員として、介護現場の管理、運営を任されています。
  昨今の介護職離れは、我が施設でも深刻な問題となっており、昨年11月に2名、12月にも2名の退職者がありました。その穴埋めのために私は年末年始も休みなしで現場に入り込んでいる状況です。
  12月に退職した32歳既婚者のA君は、とても優しい男で本当にお年寄りが好きなんだなというのが、仕事ぶりから滲み出ていました。
「子供が産まれて。もう生活できないんです。貯金も底をついて。僕にはこの仕事しかないと思ってたから、ずっと迷ってたんですけど…。でも…もう…」涙で声にならない彼を、引き止めることなんて私にはできませんでした。
  国家資格である介護福祉士の資格を持っていても、「生活していけない」ことを理由に介護職を辞めざるを得ない者が後を絶たず、介護の世界は慢性的な人材不足状態が続いています。
  リストラ。派遣切り。世間では、人材不足の介護業界と、全く逆の状況がおこっています。そして、リストラ、派遣切りにあった多くの人が、景気が回復するまでの一時しのぎで、これから介護現場に流れ込んでくるのではないかと思っています。
  早く人手を補充してもらい楽になりたいと思う反面、「きつく汚い介護の仕事だけど、仕事がないからとりあえず」という人が、この仕事を始めることに不安も感じています。
「介護の仕事=汚い・きつい」と言われます。その「汚い・きつい」とは、おそらくお年寄りの排泄物の始末などを指してそのように言われているのだと思います。しかし、我々は、排泄物の始末を案外「汚い・きつい」とは思っていないのです。
  施設入所者である、77歳の男性Iさんは、半年前に1ヶ月ほど入院したことをきっかけに歩行困難な状態になり、車椅子で退院されました。それからは、生きる意欲が一気に低下し、終日居室で寝たきり、排泄はオムツの状態になりました。食事の時も起きようとされず、居室に配膳しますが、機嫌が悪い時は食事も拒否されます。以前は、明るくおしゃべりなIさんでしたが、職員の声かけにも無視、あまりしつこく声かけをすると「やまかしい」と怒鳴られます。職員はIさんの対応に困っていました。
  そんなIさんの心を動かしたのが、冒頭に紹介した職員A君でした。若い頃からジャズが大好きだったIさんの部屋にCDラジカセを持ち込み、毎日Iさんの部屋でジャズを流し、出来る限りIさんと寄り添ったA君。それを続けていくうちに、徐々にIさんは職員の声かけにも応えてくれるようになりました。
「Iさんて渡辺貞夫の大ファンやねんて。オムツ交換の時、言ってくれた」
  職員間で、Iさんへの興味も深まってきました。
  そんなある日、A君が私に「むちゃなお願いがあるんですが」と言ってきました。聞くと。
「2ヵ月後に、大阪で渡辺貞夫のコンサートがあるんです。それにIさんを連れて行ってあげたいんです」
  リスクの高い計画でしたが、私はIさんの家族に了解を得て、コンサートチケットを予約しました。そして、Iさんに
「12月に渡辺貞夫のコンサートに行きましょか」
「・・・。嘘ばっかり言うな」
「嘘ちゃいますよ。これ。チケットです」
  本人に、コンサートのチラシとチケットを見せると、表情が一気に変わりました。
「ホンマに連れていってくれるんか!」。
  その日から、Iさんは確実に変わりました。
  食事の時は、車椅子でリビングに出てこられるようになり。離床時間も急速に増えてきました。
  コンサートまであと2週間に迫ったある日。オムツでの対応で、もう尿意はないと思われていたIさんが、私に「トイレに連れて行ってくれ」といいました。
  驚いた私は、すぐにトイレに誘導し、便座に移乗介助をしようとすると「立ってやる」と男子用便器を指されました。私は困りましたが、本人がそういうならと思い、手すりを持って立ってもらいズボンをおろしオムツを外しました。足をしっかりと支えた状態でしばらく様子を見ていると、オシッコが出てきました。Iさんは立つことに慣れておられないため、途中で足は振るえだしオシッコは飛び散り、私の手にたくさんかかりましたが、Iさんの立ち小便を私は必死に支えました。
  その後、Iさんのオムツはパンツに変わり、立位の状態も日増しに安定し、確実に立ち小便の成功率は上がっていきました。
  そして、コンサートの日。Iさんは、失禁することもなく、シンフォニーホールのトイレで立ち小便を済ませたあと、十数年ぶりの渡辺貞夫のコンサートを満喫されました。
「やっぱりナベサダは最高やな」
  最高のコンサートでオムツなんてしたくない。立ち小便は、そんなIさんのプライドだったんだと思います。
  最近では、夕食後、立小便を済ませ居室で職員とコーヒーを飲みながら渡辺貞夫のCDを聞くことが、Iさんの日課です。ただ、残念なのは、そこにA君がいないことです。

元漫才作家Y氏の記事(下)

(上)、(中)はこちらです。

私の大好きな「ナベサダ好きのタチションのオジサマの話」の詳細はY氏の別のところで読んだことがあります。

ちなみに、うちの老父への場合は、一年半ほど前の「益荒雄覚えてる?」の問いかけでした。
それまでどんなに黄昏ていても、その瞬間に「覚えてるよ!」という眼差しになったのです。それからですね、ピクリとも動かなかった左腕をブンブン振り回せるようになりました。でも同時期にオルゴール療法も開始したからなぁ。どっちもよかったんだと思います。だからナベサダ好きのタチションオジサマの話はひとごとじゃないんです。あるんだよなぁ。こういうことって。
私にとってY氏の「避難所での公演」に近いのは今年原発震災直後、3/19の松喬師匠の還暦落語会(文楽劇場)の感動かもしれません。あれで、医者のくれた胃薬やトランキライザーが不要となりましたもの。

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神戸新聞 2009年(平成21年)1月19日月曜日

あの笑顔を求めて(下)
~演芸と介護つなぐ日々~もう一つの台本

 「やりたいことメモ」と題したファイルがある。
 西脇市の特別養護老人ホーム「楽寿園」で、元漫才作家の山口浩司さん(三八)が勤める棟には、お年寄り五十四人が暮らす。
 接する職員が日ごろのやり取りから、その人にしてあげたいと患ったことをメモにまとめ、できそうなものから実行する。いつか見たドキュメンタリー番組が忘れられない山口さんが、ずっと温めていたアイデアだ。
 「夏の海水浴場に行きたい」「墓参りに出掛ける」「経管栄養の入居者にアメをなめてもらう」・・・。
 難しそうでも、職員は実現に向け努力する。海水浴の前には水分補給の方法を勉強した。
 認知症が進んだ七十代の男性は、働いていたころの話が大好きだった。「今から仕事行くねん」「今日は休みや」。楽しそうに話す。
 「なら一度、昔の仕事場を訪問してみょうか」。勤務先の協力を得られ、高山由佳子さん(ニ八)らが中心になり、準備に二カ月かけた。
 当日、「お帰りなさい」の手作り横断幕が掲げられ、男性は拍手で迎えられた。「変わってへんなあ」「あんたもや」。昼食を食べたことをすぐ忘れてしまう男性が、一緒に働いた仲間の名前をすらすら口にした。
 昼休みはオセロゲーム。以前もそうだつたように、男性はにこにこしながら同僚との対戦を楽しんでいた。
 花束贈呈の後、皆が並んで記念撮影。「また来てな」と手を振る同僚に「おお、また来るわ」。男性のこの言葉で高山さんらの苦労は報われた。

 別のジャズ通の男性。同い年というサクソホン奏者の渡辺貞夫さんの大ファンで、以前は何度もライブに通ったという。「年末の大阪公演、行ってみる?」。山口さんの一言で、それまで入退院を繰り返していた男性が一変した。
 トイレにも行けなかったのに「自分で行く」と言い出した。介助付きながら用を足して周囲を驚かせた。
 シンフォニーホールまではホームの車で送迎し、山口さんら職員二人が付き添った。
 男性はタイミングよく拍手し、三度のトイレも無事に済ませた。「ナベサダはすごいわ」。帰り道、上機嫌で繰り返した。
 ■
 あの時、どうして皆あんなに笑ったのだろう。
 阪神・淡路大震災から丸十四年。山口さんは今も、避難所での公演を覚えている。体育館は、生きる意欲や希望につながる笑いに包まれていた。
 「特別なネタをやったわけではない。出演者はとにかく、自の前の人を舞台に引き込もうと必死だったし、真剣だった。その熱や迫力が伝わったんじゃないかな」
 演芸と介護。一見全く違うのに通じる部分があるという。職員に熱意があるから、高齢者は心からの笑顔を見せてくれる。
 「一人一人とどこまで向合えるかだと思うんです」入居者の笑顔がもっと見たい。「今の手応えは七、八割。もっとできるはず」。元漫才作家は今日も台本づくりに知恵を絞る。
            (溝田幸弘)おわり

「楽しいと思える瞬間があるから、人は生きていける」。山口さんの歩みは続く。


近日公開予定 元漫才作家Y氏の記事(下)

震災14年
バックナンバー
(中)介護職場に転身お年寄りの生きる力に(2009/01/17)
(上)避難所でひげ面が、ほころんだ(2009/01/16)

なんで(下)がひきだせないのだろう?と思っていたので、Y氏に問合せて記事のコピーを頂戴しました。
連載「ささえびと」も1冊頂戴しました。
おかげで、この偏愛的小出裕章研究ブログというか落語ブログがバレてしまいました。

さて、ここで公開させてもらってもいいのかなぁ?
転載でなく、引用なら構わないと思うので。 乞ご期待!

『「原発」国民投票』書評(9/4 東京新聞 読書欄)-命に関わる選択国民の手で-

♪三日おくれの便りをのせて♪やっと日曜の9/4の東京新聞が昨夜届きましたら、読書欄に今井氏の本の書評が載っていました。他の大手の新聞各社も載せんか!こらっ

昨夜はシャワーヘッドが前歯に当り、地獄の苦しみにのた打ち回り粗忽物の自分を呪っている最中「トントントン」skype会議の要請があるも、それどころじゃないく、泣くしかないのでturn off。
粗忽物、軽佻浮薄。わが身を端的に表現してくれる好きな言葉です。
加害者からも連絡せよとの要求あり(律儀な加害者です)メガネ代だけでも請求しようか。

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『「原発」国民投票』書評(9/4 東京新聞 読書欄)
今井一著(集英社新書・777円)
いまい・はじめ 
1954年生まれ。ジャーナリスト。著書に『憲法九条「国民投票」』『住民投票』など。

-命に関わる選択国民の手で-
 被災者をはじめ国民の不安を尻目に、原発事故から間もなく半年になるというのに、政権与党は放射能の除染態勢さえ整えていない。また最大野党は、安全と安価を謳い文句に、長年「責任政党」として原子力発電を推進してきた結果責任を取ろうとしない。
 国債の格下げでも各国が認めるこの「三流政治」に、今後の原発政策を任せておけるのか。生存にかかわる国政課題は、主権者国民が自ら表決すべきではないか。選挙という人を選ぶ間接民主制は日常に使い、非常時の重要案件には政策を選ぶ直接民主制を活用したい。こうした思いからこの本は緊急出版された。
 本書は「原発国民投票を理解し実現するためのガイドブック」である。既出のデータを手際よくまとめた資料集として有用だろう。前半では決定の方法として国民投票制度を解説するほか、イタリアや新潟県巻町など先行事例のルポが並ぶ。後段では、決定の内容として原発の是非をめぐる賛否両論を紹介している。
 日本国憲法は、一部を除いて国民投票に慎重である。そこで本書は、スウェーデンのように法的拘束力を持たない「諮問型」の国民投票を提案する。これなら現行憲法の枠内だ。そして、その法案を市民がつくって国会に提示するともいう。
 一般に先進諸国では、議会と国民・住民投票はクルマの両輪として機能を分担し、質の高い合意や決定を生み出すように制度が設計されている。アメリカやスイスの自治体議会は、住民投票で争点を明示するなど重要な役割を担う。投票には議会の賢い抑制が欠かせない。
 ここに難所がある。日本では、国会が頼りないから大切なことは自分たちで表決したいとの主張だが、実施の前提となる投票法はやはり国会頼みなのだ。今の国会で原発国民投票法を成立させるのは、決して低いハードルではないだろう。議論を深めたいところだ。
評者 沼田良(東洋大教授〉
プロフィール

ちたりた

Author:ちたりた
Silmaril Necktie から移転



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