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推進派町長が圧勝したが… 山口県上関町民の思い (東京新聞「こちら特報部」9月30日)

明日10/4(火)の東京新聞「こちら特報部」が読みたいものです。
どうせ関西在住の私には翌日10/5(水)夕方にしか入手できない(泣
でも、10/5夜にmogusaさんたちにお会いするので、持参したらみんな喜ぶだろうなぁ。

9/30の上関の記事の後に確か今井一氏の著書からの引用が続く記事があったはずなのだが、見あたらない。
「住民投票を・・・・」なのだが、誰か起してくれないかしら?

山戸親子のコメントのある記事はこちら。

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http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-1217.html 
日々坦々さんありがとう

推進派町長が圧勝したが… 山口県上関町民の思い (東京新聞「こちら特報部」9月30日)

 中国電力が原発新設を計画する山口県上関町(かみのせきちょう)の町長選は、推進派の現職が圧勝した。福島第一原発事故後の世論の高まりに苦戦も予想されたが、二十五日の投開票の結果は千八百六十八票対九百五票のダブルスコア。敗れた反対派陣営にとっては過去最低の得票率となった。だが、「推進」に票を投じた町民の思いは一様ではない。上関町民が選んだものは何だったのか。 (中山洋子、上田千秋)

 町長選の結果が報じられると、古びた町役場には全国から抗議の電話が殺到したという。
 「職員までもが『おまえらは鬼か』と罵倒された。鬼の心で政治はできない。考えるのは地域を守ることだけだ」
 三選を果たした柏原重海町長(62)は、疲労をにじませながら話す。
 一九八二年、当時の町長が原発誘致を表明してから約三十年間、町長選の争点は原発の賛否に集約された。そのすべてを推進派が制してきたが、福島の原発事故で状況は一転。野田佳彦首相さえ「新規立地は困難」と明言し、原発頼みの財政に黄信号がともった。

 八四年に始まる電源立地交付金は昨年度までで四十五億円。人口三千五百人の町は一般会計予算の25%を交付金に頼る。近年は中国電力から破格の寄付金もあり、中学生以下の医療費無料化などの事業を進めている。
 だが交付金のめどが立たなくなり、町は建設予定の総合文化センターやふるさと市場の着工をストップ。同じく交付金物件の温泉施設は十二月に開館を予定するが、施設維持に不安を残す。
 柏原氏は「福島の事故がなかったら出るつもりはなく、家族にも止められた。原発の交付金がどうなるか不透明な状況で逃げるわけにはいかなかった」と振り返る。

 選挙戦では高齢者施策など行政サービスの維持を掲げる一方、原発推進は声高に訴えなかった。ただ「街頭で言わなくとも、ミニ集会で原発に代わる財源はないことを説明した」と、自ら原発推進の方針を変えるつもりはないと繰り返した。
 「平地が狭く工場も誘致できないからこそ原発しかなかった。原発収入は大きすぎるが、ほかにほどよい収入はない」
 半面、国に「三十年の苦しみを知ってほしい」と訴えるが、原発中止も想定した交付金抜きのまちづくりの検討も始めている。
 柏原氏は「選挙が終われば、推進派も反対派もみんな町民」と選挙結果の分析を避けるが、推進派町議は「大勝は、計画の推進を求める民意。新規は困難と言うても、どこまでか。大間原発は四割進んでいるし、上関も準備工事が始まっている」と勢いづく。だが町民たちの思いは複雑だ。

 役場がある長島に住む漁師の男性(59)は「町長に入れた何人かに聞いたら、『原発は反対じゃ』と言いよった。でも、もう原発はできんのじゃから、負けた祝島(いわいしま)の候補より、長島出身で実績のある町長がいいと考える人が多かった」と話す。
 男性は誘致話が浮上して以来、原発に反対してきた。「本心はともかく祝島以外で反対の声を上げる人は、十本の指にも足らん。友達が離れ、飲むこともなくなった。原発問題さえなければ、柏原さんは合格点だが」
 長島と橋で結ばれた半島側の室津で、八十代女性は「買い物や病院で柳井市に行くが、片道千円のバス料金を高齢者が三百円で行けるようにしてくれた。町長は年寄りを楽にさせてあげたいと話していた」と信頼する。
 「ここらは推進派が多いから…」と口ごもる別の女性(79)は「これまで安心安心て言うてるから。でも、もう造ってほしくはない。原発ができるのは怖い。きれいな海を汚したくない」。

 原発建設予定地が目の前に見える祝島に渡った。住民五百人弱の大半が反対する。町長選に敗れた山戸貞夫さん(61)の得票率32・6%は反対派として過去最低。前回の町長選に立った長男孝さん(34)よりも下回るが、悲壮感はなく明るい。
 震災後、祝島に大勢の人が来訪した。一月に始めた太陽光パネルで自給を目指すプロジェクトも脚光を浴びる。全国から注視
された選挙戦に、貞夫さんは「不利は分かっていたが、原発ができないと楽観視することはできなかった」と言う。
 「上関原発を建てさせない祝島島民の会」事務局次長を務める孝さんは「原発について口にできる空気が生まれたことが大きい」。一口に「推進」でも、本気で建設を願う人ばかりではないとみる。実際、ある町議は「国から代替の地域振興策を引き出すために、推進の旗を掲げなければならない」と漏らしたという。
 孝さんは「福島の現実を前に、原発頼みのままでいいはずがない。柏原町長は現実を直視できる人だと信じたい。原発のリスクから目をそむけないで、ともに考えてほしい」と期待した。

 <デスクメモ> 建設予定地から三十キロ圏内に実家がある知人は「あの不便な所」という。「だけど瀬戸内海の素晴らしい自然が残るんだよ」。長島の映像を見ると、棚田や果樹園がある里山、魚介類が豊かでスナメリが泳ぐ里海…。南と北だが、福島の豊かな風景と重なる。追われてみて古里の良さを知るのは悲しい。(呂)
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