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佐賀の闘いを見殺しにするな!

市民社会フォーラムさんの転載

http://civilesociety.jugem.jp/?eid=9010#trackback  

河内謙策と申します。(この情報を重複して受け取られている方は失礼をお許し下
さい。転送・転載は自由です。)
 私の所属している“「平和への結集」をめざす市民の風”は6月12日に開催された
定期総会の決議にもとづき、以下の文書をメールで佐賀県知事に送りました。やや、
きつい表現になりますが、脱原発を願う全ての人に対し「佐賀の闘いを見殺しにする
な!」と訴えたいのです。

 弁護士 河内謙策(Email:kenkawauchi@nifty.com)

―――――――――――――――――――――――――――――――

玄海原発の運転再開について熟慮と英断を心からお願います!

佐賀県知事・古川康様
                      2011年6月15日

 私たちは、日本国憲法の平和主義を守り活かす活憲のために、国や地方の政治にお
ける「平和への結集」をめざしている市民団体です。団体の詳細については下記サイ
トをご参照ください。
http://kaze.fm/
 私たちは、佐賀県にある玄海原発2号機、3号機運転再開か、というニュースを聞
き、心を痛めております。私たちは、貴職がこの難しい問題に熟慮を重ねられた上
で、国や九州電力の不当な圧力に屈することなく、運転再開は時期尚早であるという
英断を下されるよう心からお願いします。

 私たちは、福島原発事故が収束せず、また福島原発事故の原因と対策についての国
民的コンセンサスができないうちに、玄海原発の運転が再開されることに、どうして
も納得できないのです。

 そもそも、原発は通常稼働でも多大な被害を及ぼすものであり、大事故を引き起こ
さなければ問題がないというわけではありません。例えば、米統計学者のジェイ・
M・グールド氏は、米国で原発の周囲100マイル(約160キロ)圏内と圏外で、
乳がんの発生率に大きな違いがあることを見い出しています(肥田舜太郎他訳『内部
の敵』)。

ちなみにグールド氏は、ベンジャミン・A・ゴルドマン氏と共に、原爆症認定集団
訴訟で大阪高裁が低線量放射線内部被ばくの影響を認めた際の科学的根拠にした文献
の1つ、『死にいたる虚構』(肥田舜太郎、斎藤紀訳)を著しています。

 『死にいたる虚構』では、1986年4月26日のチェルノブイリ事故後米国各地
域でミルク中のヨウ素131濃度と全死亡率の増加率に相関関係が見られ、特にカリ
フォルニア州を中心とする太平洋岸でヨウ素131濃度と全死亡増加率が最高値を示
したこと、6月に太平洋岸南部諸州で乳幼児死亡率が28%も増加したこと、さらに
米国各地の食虫の小型の鳥について、86年から87年にかけての減少率と各地のミ
ルク中のヨウ素131濃度に強い相関が見られたことなどが示されています。

 そして今度の福島原発事故後、再びこの3月から5月にかけて、カリフォルニア州
を中心とする米国北東部の8都市で、1歳未満の乳児死亡率が有意に35%増加して
います。
Janette Sherman / Joseph Mangano: Is the Increase in Baby Deaths in the US a
Result of Fukushima Fallout?
http://www.counterpunch.org/sherman06102011.html
また、井野博満・東大名誉教授は「玄海原発1号炉は日本一危険な原子炉といって
いいでしょう」という見解を示しています(『FLASH』2011年6月7日号1
00頁)。1号機の事故と3号機のプルトニウムの事故が重なることは、私たちが考
えたくもない悪夢です。広瀬隆氏も「3号機が大事故に巻きこまれれば、九州全土が
プルトニウムを浴びて、すべて廃墟になる」(広瀬隆『福島原発メルトダウン』20
7頁)ということを明言しています。

 知事は、今年の年頭のメッセージで「地球上で太陽の恵みを受ける私たちは、その
美しさと恩恵の深さに、改めて感謝の念を覚えます」と述べられました。しかし、福
島の人々は、もはや、太陽の恵みを受けることが困難になりつつあります。佐賀の
人々が、福島の人に続いて困難な道を歩まなければならない理由は絶対にないので
す。

 知事は、私たちの主張が極端だとお考えかも知りません。しかし、放射能の前で
は、万全の上にも万全の手段を取ること以外に私たちが生き延びる道はないと思いま
す。

 もし知事が運転再開に踏み切られ、そして事故が起きれば、知事のお名前は何百年
にもわたって傷つくことになるでしょう。

 私たちは、賢明なる知事が、運転再開は時期尚早であるという英断を下されること
を心からお願いいたします。

                              以上

「平和への結集」をめざす市民の風
http://kaze.fm/


2011.06.16 Thursday声明の転送00:39comments(0)trackbacks(1)by 市民社会フォーラム


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